一般の人からすると、au by KDDIというフレーズはよく耳にしているかと思いますが、まだ社会に出ていない学生さんや、現在は家庭にこもっている専業主婦の方など、KDDIって何??と思われる方も多いでしょうから、簡単に説明しておきたいと思います^^
KDDIって何??ということが分かるかと思いますので、ご紹介したいと思います。個人的には好きな会社です。というのも、NTTが日本の通信業界を独占していた時代から、独占は良くない!!ということで挑戦して業界に風穴を開けた存在だからです。いくつかの会社が合併してできた会社ですが、この会社がなければ、ここまで通信の選択の幅などが広がらなかったかもしれませんね。
KDDIとは??
KDDIは2000年に第二電電とKDDと日本移動通信が合併してできた会社です。稲盛和夫氏の言葉である、動機善なりや、私心なかりしかを踏まえた事業を行ってきています。日本ではKDDが国際通話関連を行ない、NTTの前身である電電公社が国内通話を担当していたこともあり、KDDIになった後も国際電話サービスも行っています。KDDIでの事業は通信関連全般であり、インフラ事業も含めて多方面をサポートしています。KDDでは第1種電気通信事業を行ない、郵政省管轄で国際通話事業を主に行ない、世界的にも認められる設備投資を行ってきており、合併後、インターネット事業として専用線サポート、プロパイダ事業であるauonenet、や法人向けのKDDIを行っています。また、固定電話も継続してサポートしており幅広い通信サポートを展開しています。KDDIのサービスは一貫して、利用者目線でサービスが組まれているのが特徴であり、稲盛和夫の言葉が生きていると言われることが多いです。特に社員に対して心を大事にすることを説いており、お客様の期待を実現しながら、社員全員で幸福になることを目標としています。
主要な株主は、第二電電の筆頭株主だった京セラ、KDDの筆頭株主だったトヨタ自動車、日本郵政共済組合です。当初は東京電力もトヨタ自動車に次ぐ株主でしたが、福島原子力発電所の事故の保証のためにすべて株式を売却してます。
固定電話事業では特にメタルプラスとしてサービスしており、安く、安定した通話サービスとして利用が進んでいます。また、すべての区分でマイラインサービスが利用できるのが特徴でもあり、国際通話も対応としているのが特に好評を得ています。また、通話だけではなく、電報サービスも行っています。電報を扱う際に、国際電電承継人の資格もあり、国際電報も扱えるのが特徴です。
プロパイダ事業についてはau one netで個人向けのサポートを行っていますが、携帯電話事業であるauと連動させて、さらに安く利用出来るサービスとしても好評を得ています。プロパイダ事業については法人向けのサービスが特に好調であり、専用線サービスも含めたトータルインターネット環境を整えられる会社でもあります。法人向けではKDDIとしてサービスをしていますが、携帯事業、固定電話事業と絡めて割引等も行われており利用する企業が増えてきています。
会社としてもっとも利益が上がるのが携帯事業と言われています。第二電電では固定電話を、日本移動通信は携帯事業を持っていましたので双方を合わせてトータル通信事業を展開してきています。主力は携帯電話事業であり、多くのサービスでお客様の高評価を受けている事業です。携帯電話では800Mhz帯を利用するCDMA方式を使い続けており、LTEなども率先して採用しています。携帯電話事業の主な収益は音声通話の収益からインターネット接続のデータ通信事業に移ってきています。携帯電話事業では他のキャリアとは違うデータ通信用のプラットフォームであったことから端末等の共通化が難しい側面がありましたが、国内外のメーカーと協力することでさまざまなタイプの端末を用意してます。また、通信フォーマットについてはCDMA回線だけではなく、高速通信用にLTE回線にも対応し、次世代では他者と共通のプラットフォームに近づけることで端末の確保をスムーズに行う予定となっています。また、携帯事業では他の事業との連動サービスを率先して行っています。特に家庭向けのサービスを充実させえてきており、家庭での光回線とプロパイダ、携帯電話をまとめることで料金を全体で割り引くサービスを始めています。当初、固定電話と携帯電話料金を合わせて徴収することで通話料を下げるサービスから始まり、同社が提供する光回線と合わせることでさらに割引き率を上げたことで大変好評を得ています。
auの強みは携帯電話以外のサービスも利用できることです。他のキャリアもフレッツ光を利用した同種のサービスを提供し始めていますが、固定電話からインターネット、携帯電話までトータルに扱えるのはauだけの強みであり、売上は好調に伸びています。
通信事業は宇宙にも広がっており、インマルサットやイリジウムを利用した衛星電話サービスも提供しています。衛星電話サービスは公共団体、企業が主な利用者ですが、災害時にも強い回線として認識されてきており、利用件数が増えています。
通信事業はインフラ事業とも言え、多額の投資が必要となりますが、国際電話網を実現し、固定電話サービス、携帯電話、インターネット事業と多大な設備投資を行ってきたことでいつでもどこからでも繋げられる仕組みを実現しています。特に災害時に復旧が早いことで高評価を得ており、日々技術革新に邁進しながらも、既存のインフラをしっかり守っていく体制が整っています。